学園と寮での生活について綴った日誌
それぞれの約束


今日の講義はこれで終了だ。
講堂を後にしてその足で学園のサロンへ向う。
アルフレッド達と、お茶をするためだ。


辺りは少し暗くなり始めていて
時間も時間なので少し足早に歩いていくと
前に見慣れた人影が歩いているのに気がついた。


僕は息をひそめて近くまで行き・・後ろから大きな声で


「ウォホン!そこの君!こんな時間にこんなところで何をしている!!」


よほど驚いたのか慌ててる様子の友人を見て笑いがこみ上げてくる。


「アハハハ 驚かせて悪かった!ユーン。僕だよ」

「どうだい?なかなか似てきただろう学園長の真似さ!チャールズ達のよりも似てると思うんだけど・・どうかな?」



談笑を交えながらしばらく歩き、やがてサロンの入り口に着く。

おや?アルフレッド達はまだ来ていないようだ。


「さて、僕は一足先にサロンに入っているよ。君はアルマンと約束があるのだろう」


「もし彼がよければ後日、僕も話に加わるよ」

19:59 (30ago)ガスパール comments(0) trackbacks(0)
先輩として


長かった夏休みも残り少なくなり帰郷していた学友達が徐々に顔を見せるようになってきた。
中には旅行に行っていたという者もいて少しばかり肌が小麦色に焼けていた。

僕には普段、特に仲良くしているグループがいて
そのうちの一人が例年よりも早く戻ってきた。


「やぁ久しぶり!どうしたんだい?今年はまた早いお帰りで」

「ふふ・・ひょっとしてまたいつもの気まぐれかい?」

自由奔放なところがあって、よく話を面白おかしくきかせてくれる友人。
サロンで談笑を交えつつお互いに休み中の出来事なんかを語り合った。

エディントン寮でのオープンキャンパスについて話が及ぶと彼にとっても後輩である寮生達の様子が気になっていたらしい。

「君もたまに様子を見に行くといいよ。あぁ相変わらずぶりも見受けられたたが後輩達への面倒見もいいし彼らは頑張っているよ」



「さあ、僕らも忙しくなるよ。君が早めに戻ってきてくれて助かる。」

「先輩に仕事を依頼されたんだけど、さすがにこの量はね・・戻ってきて早々に悪いけど君も手伝ってくれないか?」


「そんな顔するなよ・・仕事の内容は違えどアルマンはほとんど一人でこなしていたし、言っただろ・・彼らも頑張っているんだからさ」
19:50 (30ago)ガスパール comments(0) trackbacks(0)
休息


 昨日までの大雨が嘘であるかのように今日は雲一つない晴天。
外の競技場では学友達が元気にスポーツに勤しんでいた。

僕も彼らにならって一緒に体を動かしたいところだが・・

さすがに今日は眠い・・

夏休み中に終えたいレポートもあと少し。
昨夜は妙にはりきってしまい気がついたら外は明るくなり始めていた。

せっかくの夏休みだ。
今日は、のんびりと過ごそう。

リラックスも必要だ。

昼食を済ませたら紅茶を飲みながら読みかけの本を読んで過ごすのも悪くわないな。


無理をするのは体に良くはないけど・・
目指すものがあるから勉強は嫌いじゃない。

僕は博士号を取ると決めた。

きっかけは、いずれ家を継ぐ身としての親に対するささやかな反抗。

でも今は純粋に目指したい。



ああチャールズにも言ってしまったしね。
10:01 (30ago)ガスパール comments(0) trackbacks(0)
バランス



あぁ大丈夫だよ。
確かに彼らへのプレゼントは渡してきたから。

3人ともモテるからね。
ライバルは多いと思うけど想いが伝わるといいね。



そんな3人の監督生の仕事ぶりを拝見してきたわけだが・・
新入生の歓迎やお客様のお出迎えで忙しそうにしていたのはアルマン一人。

チャールズは相変わらずで優雅にサロンでティータイム。

自由奔放なアルフレッドに至っては・・。


アルマンには悪いが、そんな様子がもう可笑しくてね。


性格もバラバラで一見すると結束力に欠けているように見えるかもしれないが

実は彼らの互いへの敬意を払った信頼は本物だ。

なかなか3人とも素直になれないところもあるようだが、それも彼らの持ち味か。


そう・・結果的に僕が余計な詮索をしてアルフレッドに話をきりだしてしまったと
思ったのだけれど彼は少し照れくさそうに本音を話してくれた。

その会話の中で・・

自分の素直じゃない言動でも、それで・・
うまくいっていてバランスがとれているというか・・
だからもう少しこのままがいいのかなと。

誰よりも仲間想いである彼を誇らしく思う。
仲間や後輩をかばい自ら懲罰室に行く。
なかなか、できることではない。

ただ・・もうそういう事は頼むから、これっきりにしろよ。




僕が心配しているのは今はそれだけ。



他には心配する事はないと思うけど。
大丈夫!3人とも監督生として上手くやっていく。
面倒見はいいはずだからね。


ちよっとクセはあるけど・・・

10:38 (30ago)ガスパール comments(0) trackbacks(0)
お待ちしております



先ほど少しだけ会場となる寮での様子を覘かせてもらった。

着実に準備が進められているようだ。

いよいよ目前に迫りつつあるオープンキャンパスの日

僕も手伝いに行くことになった。

なんでも今年は例年にも増して新入生の数も多数で、ご来賓のお客様も大勢お見えになるとか。

それでなのか 何人かの生徒が慌ただしく動きまわっていたな。



そういえば監督生の3人も帰省しないで寮に残っているとも聞いた。


彼らにも久々に会えるな


きっと今頃は3人とも準備のために忙しく立ち回っているはずだが


さて、どうしているのかな・・





我が母校キングス・カレッジ・オブ・へイスティングス

私の自慢の母校です。

皆一同、心より歓迎いたしますよ。

私でよかったら、いつでもご相談に乗ります。

11:57 (30ago)ガスパール comments(0) trackbacks(0)
思い出の学園時代


もう夏休みか・・

ほとんどは帰省したのであろう。
外を出歩く生徒をあまり見かけなくなった。

静まり返った隣の学園を見渡しながら書き終えたレポート用のノートを閉じた。

ここは大学の東側に位置する建物の最上階の窓際。
広い窓からそっと目線を右に向けると懐かしきエディントンの寮がみえた。


あの頃が一番楽しかったかな・・


ふと学園時代の事を思い出し思わず顔がほころんでいた。


うん、今だって充実した生活を送っている。
でもあの頃のあの時が一番、青春というものを謳歌した日々はないだろう。

ここにいても、よく噂で耳にする監督生の3人のことを思い出したら、また顔がほころんでいた。


フフ、彼等は相変わらずかな・・


さらに3人に初めて会った日のこと思い出す・・。


もうすぐ体験入学の時期か。



さて・・・
そろそろ時間か。

ミスター・エリスンからお呼びがかかっているんだ。

学園長室に足を運ぶとしよう。
15:40 (30ago)ガスパール comments(0) trackbacks(0)
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