学園と寮での生活について綴った日誌
朝の音楽室



「おはようございまーーーす」

「まあ、おはようございます。いい朝ね。」


私が此処の学園に赴任して来てから、早くも数週間が過ぎました。

完全寮制の隅々まで行き届いた教育。
ここの生徒達は皆、とても気品に満ち溢れていていいコばかり。

私の方が、そそっかしい事をしてしまうと恥ずかしいくらいですもの。
これも、学園長のお力なのでしょうね。


そして、音楽が好きなのかしら…?

いつも誰かが音楽室で練習を………  …あ、ほら。今日も聞こえる。
とても優しい、ヴァイオリンの音色が…



今日は誰が練習しているのかしら。

とても熱心に…


…そうだわ!
昨日頂いたばかりの紅茶とお菓子を出してあげましょう。

こんなにがんばっているのですもの。


今日一日が、楽しく過ごせます様に…と願いをこめて。

08:25 音楽教師 サブリーナ・アデライデ・リナルディ comments(0) trackbacks(0)
美しい音色



大きな門をくぐると、心地よい風が流れてサワサワと校内の樹々が騒ぎ出す。

「フフ、初めまして。」
少しだけ、高鳴る鼓動。

今日からこの学園で音楽を担当する事になった。
楽しみでもあるし、初めての環境に少し不安もあるけれど…

専任教師としてお任せた頂いた事に責任と誇りを持ってがんばらなくては。


きっと大丈夫。

風と樹々が歓迎してくれているから。
ほら。ようこそ、って歌ってくれている。

ありがとう…


長い並木道を抜けて、大きな校舎がみえると、視界が一気に開けた。

なんて大きな学園…!
どんな生徒達が過ごしているのかしら…


校舎に入り、
「今日から音楽を担当する事になりました、サブリーナ・アデライデ・リナルディです。」

受付をすまして、まっすぐに校長室に向かう…

…向かう………



あ、あら?

此処はどこかしら…?

校内が広すぎて迷子になった様です……わ、私ったら……どうしましょう?
先程とは別の意味で高鳴る鼓動…!


どうしたら…


…あら?

まあ、なんて綺麗なチェロの音色…
こんな朝早くから誰かしら…

私は美しく繊細なチェロの音色に惹かれ、そのまま音色のする方へ導かれる様に向かった…

09:44 音楽教師 サブリーナ・アデライデ・リナルディ comments(0) trackbacks(0)
CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>
PROFILE
NEW ENTRY
CATEGORY
MOBILE
qrcode
ARCHIVE
LINKS