学園と寮での生活について綴った日誌
Curiosity killed the cat



『ただ、どれだけ難攻不落な相手であっても、落とした途端に興味が失せるんだ。
あんなに手に入れようと必死になっていた自分はどこへやら…
それまで輝いていたはずの相手すら色褪せてみえるんだから、不思議だよなぁ…
まぁ、誰だって、捕まえた獲物に興味はないだろうから、普通か……』



相変わらずだったな、サリヴァン。フフ……




それに……

ジュリアンナ姉さんとデリア姉さんとの昔話をした時のサリヴァンの様子ったら。


怯えちゃって!


…もしかして、彼の心の傷になっているのかな?

だったら、悪いことをしたなぁ。

余りからかうのは良くないね。





あの時読んでいた恋愛哲学書の一文。


――崇高なる天上の愛はプラトニックであり、音楽によって愛撫される…


サリヴァンには相応しいと思ったんだけど、

伝わったかな?

どうだろう?

…フフ、まぁ彼がどう捉えるかだからね。





さて、そろそろ眠ろう。

夏休みはまだまだあるけれど、

毎日有意義に過ごしたいから……

21:14 (27ago)イアン comments(0) trackbacks(0)
便り



メールボックスを覗くと手紙が一通。


差出人は妹から。





カミーラから手紙…久しぶりだな。


もしかして、今年の夏は帰省しないから手紙をくれたのかな。





当たり。



内容は僕が帰省しないことを残念がる文面と

恐らく本題であるカミーラ自身の話。




  
―――へぇ、夏休みはハウエル伯爵家の別邸で過ごすんだ。


ふーんそっか。


カミーラも夏休みを有意義に過ごすんだな。


夏休みを思い浮かべながら楽しそうに手紙を書いている姿が簡単に想像できた。









そういえば、姉さん達からは便りが無かったけれど元気だろうか?




今日は図書館でゆっくりと本を読んで過ごそうを思ったけれど、


その前に手紙を書こう。
14:02 (27ago)イアン comments(0) trackbacks(0)
tranquillo



昼休み――


音楽室の鍵を借りに職員室に向かっていた。



長い廊下を歩いていると窓硝子から陽が射し込んで、
天気の変化に気がつく。



今朝は曇り空だったのに。


……そうだ。





踵を返して向かったのは、庭。


太陽の光が降りそそいでとても気持ちがいい。

今日はここで練習しよう。


適度に日差しが入る木陰をみつけて、

枝に楽譜を立てかけた。
バイオリンをケースから取り出して
練習開始。


はじめは通して。
突っかかるところを重点的に。
速度記号に気をつけて。



心地いい風が吹いて、葉の擦れる音がする。
自然の中での練習もいいかもしれない――――。










一息ついた所で後ろから声をかけられた。


「あ!マードック先輩。さっきハウエル先輩が探していました」


ロバート?
約束はしていないけれど……

フフ、きっとまた何か面白いことでもあったんだろうな。


親友の顔を思い出して笑ってしまった。

さて、
そろそろ切り上げてロバートの話を聞きに行こうか。

12:14 (27ago)イアン comments(0) trackbacks(0)
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