学園と寮での生活について綴った日誌
element of surprise


ティーパーティー、か…。



兄のように、父と社交の場に積極的に参加していれば

参加する心持も少しは違ったのかもしれないな。



第一寮・エディントンで行われているものを模倣しただけとはいえ、

学生の自分たちだけで準備をするのはやはり大変だ。




それも、監督生ともなれば責任も伴ってくる。



心配性なプレオベール先輩は大変だろうな…。

いつもの2倍、3倍忙しそうにしている。



ミスターホルストも、何もこんな時にまで

プレオベール先輩にお遣いを頼まなくてもいいのに…。




そういえば……



お遣いといえば、プレオベール先輩がジェリーノに託した招待状が、

まさか第六寮・キルガーロンに渡っていたとは思わなかったな…。


第五寮・プレザンスの監督性のミス・ジュベールは、

あまり“そういう”タイプではないと思っていたけれど……

まさか招待状の横流しとは…ね。





―…ふふ。


それにしても。



久しぶりに会えて嬉しかったな。

相変わらずだったなぁ…。



快活で、歯にもの着せぬ言動と、くるくる変わる表情……。



社交の場は慣れないけれど、

昔なじみの顔に会えるのなら、それも悪くないと思える。




同じ学園内にいるのだから、

次に見かけた時はもう少し積極的に話しかけてみようかな……。
17:00 (14ago)オスヴァルト・ハーゲン・ダブロフスキー - -
move


うん

イイ



いいぞ…



我が寮に女の子たちがいるなんて!



ウィンストン先輩は天才だな。



誰も彼も浮き足立ってるなぁ〜

いいよなぁ〜この雰囲気!



おっ…?

向こうのアフタヌーンティーセットの向こう側に見えるは…


かのスィニョリーナ・ロルフェス!



かっわいいよなぁ〜

ちょっと冷たいところも腕が鳴るぜ!




おっ…?


…と。



スィニョリーナの向こう側に見えるのは…

プレオベール先輩…


ま〜たウィンストン先輩のことで怒ってるんだな?

先輩が気まぐれなのはいつものことなんだから、いちいち不機嫌にしてもキリがないのに…



しかも、今回のティーパーティーにプレザンスの寮生でなく、
キルガーロンの寮生が来たのは、僕が招待状を間違えて渡したからだって言うんだ!


この僕が、女の子の顔を見間違えるハズがないのに!

ましてや、相手はジュベール先輩だぞ!?



ちょっとは信頼してほしいよな〜



プレオベール先輩は細かいよなぁ

プレザンスの寮生の代わりにキルガーロンの寮生が来たって、
別に大した問題じゃないんじゃないか?


そりゃあ僕だって、ジュベール先輩と美味しい紅茶とスイーツを楽しみたかったけれど…




女の子たちがかわいいという事実は変わらないんだから!
17:00 (14ago)ジェリーノ・ブリツィオ・アリゲッティ - -
Out of frying pan…


僕としたことが、不覚だった・・・




まず第1の失敗は、ユージィンにお客様の接待を任せたこと。
てっきりテーブルで談笑しているものだと思っていたのに・・・
僕がどれだけ探し回ったことか!

しかも、しらっと受付の仕事まで僕に回しやがって。
なんだ、あの流れるようなファイルの受け渡しは!
あいつが出て行くまで、押しつけられた事に気付かなかったぞ。
こっちはただでさえ仕事が多い上に、
ミスター・ホルストのお使いもあるってのに!




はぁ、一日中走り回ったせいで、体中が痛いよ・・・




第2の失敗は、ミスター・ノースブルックに遭遇したこと。
こっちは資産家のしがない三男、向こうは伯爵家の嫡男。
それなりに、いや、相当気を使って当然だろう。
余計な気遣いをしなくて済むように、準備期間から
それとな〜く避け・・・いやいやあまり話す機会が無かったってのに。

しかも、まさかあそこでクリスマスパーティの脚本の感想を求められるなんて!
「斬新」っていう便利な言葉を思いついたはいいけれど・・・


(斬新・・・で合ってるよな?嘘はついていないはずだ。うん。
 まさか、つまらなかったなんて言えるはずが無いしな。
 ・・・ん?待てよ?でも捉え方によっては悪い意味に受け取れるんじゃ・・・?
 もしも、これで彼の機嫌を損ねたら・・・
 相手は伯爵家の嫡男だ。もし家族ぐるみで報復なんかされたら
 僕はもうこの学校には・・・いやそれどころか命さえ危な――)


なんて思考が脳内を駆け巡る事、数秒。
彼が次の言葉を口にするまで、時間が止まったようだった・・・



心なしか、まだ胃が痛いよ・・・




そして何よりの失敗は、アリゲッティに招待状を届けるよう頼んだ事!!
あれだけ念を押したっていうのに、何故プレザンスではなく
キルガーロンの生徒がいらしているんだ!?
本人は確かにミス・ジュベールに届けたと言い張っているけれど・・・
まさか招待状が勝手にミス・ジュベールからミス・インファンテの所に
飛んで行った訳じゃあるまいし!




第五寮と第六寮だぞ!全く違うじゃないか!!
・・・なんて、まさか、あのミス・インファンテに言える訳ないけど。







はぁ・・・。今日はなんで、こうも災難続きなんだ・・・





とにかく!今、僕のやるべきことは、ただひとつ。










「・・・ユージィン、どこにいるんだぁぁあ!!!!」
17:00 (14ago)スティード・レジス・プレオベール - -
稀有


「もう、そんな時期か・・・」


7年間過ごしてきたこのヘイスティングスとも次第に別れが近づいている。
文学、史学、数学・・・
ここで学んだあらゆる学問よりも、
たくさんの人間を直に見ることができたことが
最大の財産かもしれない。


人を統べる者、
人の助けとなることで価値を発揮する者、
そして人にへつらう者・・・


人の活きる道は多岐にわたり、
またひとえに人を統べるといっても、
その支配力は人によって全く異なる。


そして厄介なのは名目上の器。
そう、たとえばこのスティードにしてもそうだ。


彼が気にしている、「監督生」そして「伯爵」。
これらはみな只の名目上の器。


しかし大衆の多くはこのスティードのように
それらに振り回される。
まるでわずかな餌に誘われるがままに
飼い主についていく駄犬のように
権威に盲従する。


何も見えてはいないのだ。
本当の力を見抜く見識も持たず、
名前や称号をありがたがる愚鈍な民・・・


しかし名前や称号は本来、
実質が伴う者が扱ってこそまばゆく輝く器・・・


ただ、生まれながらにして名実が揃う者は稀有なのも確か・・・
世を正しく導くためには時に人為的に名実を作り出すのも、或いは・・・


しかしながら、異なる見方をするならば、器とは便利なものだ。
只の変人と思しきこのラファエルも「伯爵家の嫡男」
という立場であるために周りから庇護を受けている。


だが芸術家ならば器は自分で創るもの。
そして「斬新」な頭を持つ彼には・・・
フフ・・・「伯爵」という器は少々重荷ではないのかな・・・
17:00 (14ago)ユージィン・セオフィラス・ウィンストン - -
It’s my talent!!


才能とは・・・



才能とはかくも恐ろしきものだったのか・・・



何気なく、そうそれはほんの些細な一言・・・単なる世間話さ。
ボクは彼に・・・ユージィンにこう尋ねたんだ。



「そういえば見てくれたかい?この間のクリスマス公演」



そうしたら彼は言ったね。



「そりゃあ・・・監督生だからね。

(でもあんな傑作は見た事がないよ!あれはキャストでも音楽でもない・・・
 脚本が素晴らしいんだ!まったく身が震える思いだよ。
 まさか同級生に千年に一人の逸材がいるなんて・・・
 これからの時代を切り拓くパイオニアにこんな所で出会えるなんて、
 僕はなんて幸運なんだ!
 これからも一人の友人として・・・いや、ユージィンとして応援させて
 もらうよ!!!)」



と。



おいおいどうしたんだい、あんなものは一時の戯れ・・・
そう、ボクの意識とは裏腹にペンが走り出しただけさ。
だが後世に語り継がれる傑作というのは、案外そうやって生まれるのかもしれないね。



だが続けるように彼は言った。
そう、同じく監督生を務めるプレオベールだ。



「斬新・・・だったかな

(おいおい程々にしておきたまえよ?
 こう易々と傑作を産み出してしまっては、原作者であるシェイクスピアから
 恨まれるというものさ。
 これじゃあどちらが産みの親だかわかりはしない。
 後世の評論家たちは言うだろう。
 『え?シェイクスピアってラファエル・エドモンド・ノースブルックの
 弟子だった人じゃないんですか?』とね。)」



と。



なんという事だ・・・
シェイクスピアに捧げるオマージュが・・・
敬意が過ぎるあまり模倣がオリジナルを超えようとは・・・
この作品が世に出回ろうものなら「シェイクスピア論争」とも呼ぶべき議論が、
世界中で巻き起こるだろう。




ボクは、いたずらに世間を刺激してしまったのだろうか?




だが、ボクのペンは書く事をやめない。
神から授かりしこの才能を世に示さないという事は
それこそ「罪」に等しいからだ。



さぁ、再びペンを執ろう!
君達の学園生活を締めくくる最後の一ページのために・・・
待っていてくれたまえ、学友達よ!
17:00 (14ago)ラファエル・エドモンド・ノースブルック - -
I can't wait!!


はぁぁぁぁぁ!!!


ついにっ…


ついに今日が来てしまいました。


ランチェスターで行われるティーパーティー。


まさかまさかまさか!!


キルガーロンにお誘いのお声が掛かるなんて……


正直、昨日はあまり眠れなかったわ。


楽しみすぎて、目が冴えてしまって。


ティーパーティーと言えばぁ…


やっぱりアッサム辺りがいいかしら…?


ミルクをたっぷり入れてミルクティーにしてー…


それかぁ…


ダージリンで大人にストレート?


キャンディでおしゃれに??


あああぁぁ…悩ましいわぁ…


何より…普段遭うことの少ないランチェスターの方々と…


恋に落ちてしまったらどうしよう…!!


どんな方々がくるのかしら…


監督生の方と相席してしまったらどうしよう……



ほぁぁあぁぁー!!


……あぁ、受付が見えてきたわ。


いけない、今日はおしとやかに振舞わなくちゃ。


素敵な出会いがあるかもしれないんだからぁ♪


はぁー、楽しみ!


楽しい時間に出来たらいいなぁ…♪
09:00 (14ago)ヴィルナ・ファブリツィア・オルランド - -
力を合わせて


フフ!


そりゃあ、私たち第六寮・キルガーロンの女の子達じゃあ
この先“社交会”なんてそうそう御縁がないでしょうけれど…

それでも、ねえ?!
ねえ!!!

この学園へ入学したのならば
誰だって憧れちゃうわよね!

美味しい紅茶や、一流階級の殿方たち…

…エディントンの、ティーパーティー…



んーーー…… でもね!

エディントンじゃなくてもいいじゃない!

少しでも、それに近いものに触れられるんだから!
一時でも、そんなウットリとした時間が現実になるんだから!!


これは、
卒業まで絶対あり得なかったはずの
唯一無二のチャンス!

所詮ランチェスターなんて意地悪を言わず、
まねっこだなんて皮肉を言わず、
彼らに感謝して楽しみましょうよ♪


あのインファンテ先輩だって、
なんだかんだ文句を言っていても
口を開ければティーパーティーのことばかり!

エリヴィラは相変わらずクールだし、
ロルフェス先輩はいつも以上に物静かだけれど…

私は今日もヴィルナやクレムラート先輩と
当日の髪型のことなどで盛り上がってしまったわ!!



それにね…!

伝え聞いたところでは、

お客様をお迎えするために
オススメの紅茶をそれぞれ選んで用意したり、
美味しい軽食やデザートを手配したり…

もしお客様が暇をしているようならば
簡単なゲームもできるように、って

彼らなりに頑張っているみたい!


それなら私たちも
本物の淑女になりきって
一肌脱がなくっちゃあね!


なにより、
ヘイスティングスの生徒としての
誇りと気高さをもって!



さ、まねっこだなんて弄れてないで♪

ランチェスターの方々と、
私たちキルガーロンの生徒、
力を合わせてお客様をおもてなししましょ!


―それはきっと、“本物の”楽しい時間になるはず…!
 
 
 
15:00 (14ago)マルセリナ・スエロ・トレンテス - -
dépression


手元に開いていた、小さな小説を閉じると
自然とため息が出る。
誰もいない静かな自室では、
小さなため息もなんだか冷たい風が吹いたように響いて聞こえて
余計に気持ちを沈ませた。

本をテーブルに置いて、窓辺に向かう。
窓から外を見下ろせば、
後輩の女子生徒が数人、おしゃべりをしながら楽しそうに歩いていくのが見える。
みんな楽しそう……

もう一度、本を手に取ってみるけれど
どうにも今日は小説には集中できないみたい。

いよいよ明後日は、ランチェスターで行われるティーパーティー。
みんな、エディントンの真似事なんかして……って口では言うけれど、
本当は第五寮・プレザンスではなくて、
私たち第六寮・キルガーロンに招待状が来たことが嬉しそう。

うん、そうね。
女の子だったらみんな、憧れるわよね。
普段はお話する機会の少ない殿方と、お茶を楽しみながら優雅におしゃべり…
…なんて、とても素敵だもの。


でも……
本当は、あまり乗り気じゃない。
クレムラート先輩に、
 「きっと楽しいわ。せっかくの機会ですもの、クラリッサも一緒に行きましょう。
  恥ずかしがらなくていいのよ」
なんて誘われて、断ることもできなくて……

本当は、大勢の人が居るところに行くのは、得意じゃない。

まして、見知らぬ方とおしゃべりなんて……

上手にお話できるかしら。
上手に、笑えるかしら……


もう一度
小さなため息が漏れる。

いけない。
そろそろ同室の彼女が戻ってくる頃。
ため息なんてついていたら、おかしな顔をされてしまうわ。
だから、今だけ……ね

 
15:00 (14ago)クラリッサ・ハイデ・ロルフェス - -
интерес


図書館独特の本の匂いと
ページをめくる小さな音が聞こえるくらい、静かで落ち着いた空間。

自室やサロンでもいいのだけれど、読書をするなら静かで集中できる図書館がいいわね。


ふと、その静かだった空間が少し騒がしくなり、本に向けていた意識を辺りへと向ける。

明らかに本を読みに図書館に来たとは思えない
本棚に隠れるようにして、ある一点を見つめている女子生徒が数人。
何やら頬を赤く染め、ヒソヒソと話しているようだけれど…

彼女達の視線の先を追うと、一人の男子生徒。
あれは確か…ミスター・グラシア、だったかしら?


あぁ、成る程。
彼女達は彼を追ってここまで来たのね。

彼女達の視線を一身に受けている彼はどんな人なのだろう
そんな興味心から、読みかけだった本に栞を挟み閉じ
私の興味は手元の本から彼へと移った。

一見するとクールで、少し近寄りがたい雰囲気だけれど
きっと彼女達の心を掴む何かがあるのね。

興味深いわ。

彼に声をかけてみよう、と席を立ったところで止まる。

今話しかけては、本を読んでいる彼の邪魔になるし
この静かな空間を壊してしまうわ。
もっとも、彼を追ってきた彼女達の声で、既に静けさはあまりないのだけれど…

それに、ここで話しかけたら彼女達はあまりいい気はしないでしょうし。


あぁ、そういえば、もうすぐランチェスターでティーパーティーがあったわね。
あまり乗り気で参加するような方には見えないけれど…
もしもお会い出来たら、色々とお聞きしたいわね。

そうね…
まずは、オススメの本なんて聞いてみようかしら。


あぁ、ティーパーティーが楽しみだわ。
15:00 (14ago)エリヴィラ・イロナ・ツェレンスカヤ - -
Not interested


「もうこんな時間か…」

半分ほど読んだ本を閉じる
今日は午後からティーパーティーの準備を頼まれている

立とうとする意識より億劫さの方が勝って、頬杖を突きながらぼんやりと辺りを見てみる
こうして見ると図書館は静かだけど意外に人は多い


ランチェスターでティーパーティー、ね…

元々、ティーパーティーはエディントンの恒例行事
華々しい社交界を将来担う方々のための予行練習

それを今年はランチェスターでもやるらしい

だけどランチェスターは財界関係者の家柄が主なんだし
言ってしまえば「畑違い」
同じように出来るとは思えないし、個人的には特に興味はない

でも、寮生の中には浮き足立ってる者もいる
普段なかなか接することのない女子生徒と絡める一大イベントってことらしい

そんな事、今まで困ったことがないからな
ティーパーティーで、とか意識しなくても特に必要ないし

まあ、でも一時のアクシデントっていうもの悪くはないと思うけど


そろそろ行かないと…

さっさと終わらせて、後は好きに過ごさせてもらおう
 
15:00 (14ago)ベニート・ソシモ・グラシア - -
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